ジャッキーこと6年担任の先生をボス猿に、5、6年生の4匹の小猿を加えて参戦。
スタート前、奇抜な衣装にギャラリーより写真撮影を求められる。そこそこ目立っている様だ。黄色のいかだは、猿の好物バナナより「バナナボート」と連想頂いている。コンセプトも的を得ている。
監督の狙いはコスチューム賞にあった。
出場決定と同時にいかだのコンセプトは決めた。しかし、衣装については、試作・試着を繰り返すが、どれもインパクトに欠け、満足出来ない。連日連夜、試行錯誤を繰り返えした。いよいよ迎えた大会当日、不足するインパクトは猿軍団への化粧に託し、いかだにも飾りを取り付けた。
周囲のいかだは、ダイナミックなデザインやアイディアが伺える。どれも力作だ。また、鮮やかなユニホームで決めたチームも見える。徐々に自信が薄れていく。今更、何て言い訳をしようか・・・・・。取り合えずスタートして行った。
午後1時、表彰の時となった。順次賞が発表されて行く。問題のコスチューム賞だ。その直後「6番 ジャッキーモンキーズ」とのアナウンスが流れた。その瞬間、2ヶ月間に及ぶ苦労が一気に吹っ飛んだ。一枚の賞状が全てを忘れさせてくれる。
今までコスチューム賞は女性チームが獲得してきました。今回は男性チームでそれを狙う事にしました。そのためにコンセプトとインパクトをどの様に表現するか、これが目標であり、悩みでもありました。振り返ると、シナリオ通りの計画を忠実に実行したに過ぎないのですが、目標に向けた綿密な計画を進め続ける執念がコスチューム賞を導いたものと考えます。因みにタイムは、19分4秒98でした(まずまずの成果です)。
いかだの設計では、浅瀬を通過するために軽排水量型とし、また横揺れ防止と、 直進性を増すために、全長3mのロングボディーの双胴艇としました。
レース展開は、3ヶ所の浅瀬でフネを押しましたが、その他では流れに乗り順調に 船足を伸ばしました。
御協力を頂いた皆様に深く感謝致します。